MESSAGE社長挨拶

近年のカジュアルブームに乗って、我々の鞄・バッグ製造の業界でも以前に比べナイロン素材やファブリック素材のバッグが非常に増えてきました。これらの素材は加工もしやすく様々なデザインが楽しめ、また汚れなどもあまり気にすることなく、気軽に使えるところに利点があります。しかし何年か使っていると、変色や黄ばみに汚れなどで、10年、20年と使い続けることは難しいと思います。もっとも、最近では世の中にモノが溢れ、汚れたり壊れたりすればすぐに捨ててしまうようになり、昔のように一つのものを愛用して使い続けることも少なくなりました。

 

私たちは1939年に東京都台東区鳥越で、初代の筒井森栄が小物製造業を創業したことで始まった会社です。以来、オリジナルバッグから次第にOEM製造を主体に取り組んで参りました。最近でこそナイロンやファブリック素材のバッグを製造することも増えてきましたが、我々の強みは、一つひとつ形や硬さ、厚さ、表面の傷などが違う天然の革を、国内の工場で丁寧に裁断、縫製し、品質面で一切の妥協を許さないところにあると考えております。そして何よりも皮革製品ということにもこだわりを持っております。皮革製品はナイロンや布地にはない、なんとも言えぬ自然の風合いや匂い、温かみのある肌触りを持っています。そして何よりも、使えば使うほど経年変化により色合いが変化し、同じ製品でも使う人それぞれの味が出て、世界でたった一つのものにしてくれます。また丁寧に保管しメンテナンスすることで、非常に長い間使用することもできます。親から子へ、子から孫へと長い時間受け継ぐこともできるのが革製品です。しかし、そのためには長年の使用に耐えられる丈夫な縫製や、通常使用において引っ掛けたり、壊れたりしないような造りも重要となります。我々のものづくりは、何十年も引き継がれ、使い続けて頂けるような本物の鞄、バッグづくりを目指しています。

 

今後も「国内生産」と「徹底した品質管理」にこだわり、多様化するニーズに対応し、より多くのお客様に、永く使って満足して頂けるような製品作りを行って参ります。

 

 

筒井株式会社
代表取締役社長 筒井 歳雄